01/07/29

日本海軍重巡洋艦 妙高

(第二次改装後公試状態 : 1/700 ハセガワ)


当艦略歴  1922年ワシントン軍縮条約により、主力艦の保有数を対米・対英6割に制限された日本海軍は、その劣勢を補うため、補助艦艇の大量建造に着手する。補助艦艇は基準排水量1万トン以下、備砲20.3cm以下と定められたが、保有数は制限されなかった。この基準内いっぱいで計画・建造された軍艦(巡洋艦)を条約型巡洋艦と呼ぶことになるのだが、当「妙高」は、その初期のもので、4隻作られた「妙高」型のネームシップである。1929年7月に横須賀海軍工廠にて完成し、その後の技術の進歩にあわせて第一次、第二次の2回の大きな改装を経て、第二次大戦に突入。フィリピン攻略、スラバヤ沖海戦、珊瑚海海戦、レイテ突入作戦などなど数多くの作戦に参加するが、そのレイテ作戦で被った損傷を修理するため、退避先のシンガポールから日本に帰る途中、アメリカ潜水艦の雷撃によりさらに大きな被害を受け、「羽黒」に曳航されシンガポールに戻っている。以後、航行できない状態のまま、防空砲台として終戦まで闘い抜き、戦後、イギリスに接収されて、1946年7月にイギリス軍によって海没処分された。
キットについて  完全リニューアルされて登場したキットであり、第二次改装後、および、最終時のどちらかを選んで作成できるコンバーチブルとなっています。細かいところまでよく再現され、修正点も少ないです。組み立てについても気が配られ、とても好感が持てます。深くこだわる方々の中には、いろいろ指摘したくなることがあるようですが、T氏的には、とてもお薦めであります。問題をあげるとすれば、分厚くて、バルジが忘れられている船底板と、艦橋および、船体&甲板に大きく段差ができてしまう部分ですが、他の部分が良いので、この程度はご愛敬と(^_^;。
修正点  日本海軍艦艇については、詳しい方が大勢いらっしゃいますし、T氏的にも深入りするつもりはありませんので(^^;、基本的な部分と、他の同型艦と異なる部分を中心に修正を行い、他はあまりいじっていません。修正した部分は、以下のとおりです。

  ・後部艦橋窓部(C5) 製作
  ・艦橋正面と両側面パーツの段差をなくす。
  ・艦橋射撃指揮装置前の部屋(C34)の窓の追加。
  ・その上にある装置の設置(D3 14式3.5m測距儀にて代用)。
  ・その前にある射撃指揮装置の追加。基部追加。
  ・艦橋両側面通路の全面修正(C42)。
  ・航海艦橋後部(C55)の床をリノリウムに。
  ・船体中央部、ボートダビッドの追加。
  ・12.7p連装高角砲の換装(PTのパーツ使用(A1型改1))。
  ・船底板を0.3ミリのプラ板に換装(高さ的には張らないのが正しい)。
  ・第一主砲の測距儀(C49)を砲塔の幅にあわせる前の状況に戻す。   (第二次改装後のみです、最終時にはキットの状況になります)
  ・菊花紋章は小(W15)を使用。

修正しなかった点(^^;   ・バルジ形状の修正。

  ・航海中という設定ですが、高角砲、および、魚雷発射口の防水キャンバスはつけておりません(^^;。
塗装など  船体には第二次改装を行った呉海軍工廠色(グンゼカラー)を使用。リノリウムはPT社のリノリウム色を使いました。煙突トップはつや消し黒、喫水はハルレッドです。
とほほ  船底板です。0.3ミリのプラ板を張ったのですが、船体との接着がイマイチで、作業中に船底板を押さえると、あっさりはく離(T_T)。すき間を埋めた後ではく離、艦艇色を塗ったところではく離、手すりをつけてる途中ではく離・・・。これがだめキットだったら、途中で捨ててた可能盛大です(^_^;。あまり薄いプラ板の場合には、補強しておかないとだめですね。おかげで時間ばかりかかってしまいました。
参考資料 ・モデルアート増刊 軍艦の塗装
・学研 「歴史群像」太平洋戦史シリーズvol.27 妙高型重巡
・光文社 写真集 日本の重巡    
妙高の写真

 


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